最近はよくスカウトにでかけてます。
フェニックスバーガーでいうスカウトとは近場の海辺に流木やら貝殻やら、なぞの漂着物やらを探し求める事なんです。(なんかええもんあったらお店のインテリアかなんか飾りにでもならんかね?から始まりました)
いつもいく浜辺、けっこうなハンサムな流れ者がたどり着くみたいでいつも帰りは車が大変な状況にみまわれます(てんこ盛り)
なんていうんですかね、自分、この流れ者たちになんかロマンを感じてしまうんですよね。
そう。
たとえば、このへんてこな木片はそのむかし元気にワッサー!!と葉っぱとかしげっとたやろなあ、とか、いったいどこで生えてたんやろか?その木のまわりではどこのだれが生活してたんやろ?はたまたこの板切れは、だれかんちのなんかの家具やろか??んにゃ、この空き瓶はどこの国から?何文字これ?なにこれ?これなに?
とか。
このおもろい形の石ころを手にとって眺めた人間はいったい何人いたんかな?しかも最初の人から何番目なのか?そのなかに知ってるやつおらんかな?
じじいの流れ者の表面はやさしい。若い流れ者はところどころあらっぽい。なかには結構年期がはいってるように見える流れ者、なのにまったく興味がわかない奴(華がない)
でも今日は大物をスカウト。なんや牛の頭みたいなジャンボなやつ。こいつは前回、前々回にも目にはとまってたが、なんかすげー重量感でもってふんぞりかえってるので知らんぷりしてたやつ。第一めちゃおもそーやし!めんどそーやし!
でも今回はこいつをスカウトすることにした。なんでかって嫁さんがこれなんかに使えそうというもんで。しょーがなくなんすけど。
でも
こいつの旅(漂流物としての)がここで終わるわけではないんだろうなあ。こいつの時間の流れかたからしたら、いつどの瞬間も旅の途中でしかなさそうだなあ。
なんだか妄想と空想がとめどないのでこのあたりでしまいにします。でもあれです、こないだこの浜辺でハンバーガーの形の石ころを見っけましたわ、すっごい薄目で見るとぜったいバーガーに見えますよ。でもこないだはどら焼きに見えました。まあそんな具合です。
ありがとうございました。 フェニックスバーガー 店主
先輩・あたりまえですが海辺にはサーファーがおります。このさむいのにサーファーがおります。あこがれます、はい、いつだって。サーファーに。遠い昔に沖に流されかけて知りました。怖い海は突然、牙をむきやがるって、死ぬる。わしここで死ぬるのか?そのとき、そっと泣きました。弱い男です。でもサーファーはかっこがよいです。いつかサーファー。憧れのサーファー。そのうちサーファー。